・浄化槽から下水道へ切り替えを検討中。どのくらい費用が必要なのかな?
・相見積もりしても金額に大きな違いは出ないのでは?
こういった疑問を持っている人に向けた記事です。
この記事を最後まで読めば、浄化槽から下水道への切り替え工事の費用や外構工事の相見積もりでどれだけ金額に差が出るかを知ることができます。
✓本記事の内容
- 浄化槽から下水道へ切り替えることのメリット・デメリット
- 浄化槽から下水道への切り替え工事の内容とメリット・デメリット
- 4カ所の見積もりを比較してみたら
- 最安値と最高値の差はなんと30万円!
- まとめ:外構工事の相見積もりは必ずした方がいい!
この記事を書いている私の家は庭の浄化槽を下水道へ切り替える工事を予定しています。
せっかくの機会なので4社に見積もりを出して比較してみました。そしたら金額差にビックリ!
多くの方に相見積もりの重要性を知ってもらいたくてこの記事を作成しました。
この私が分かりやすく解説します。
浄化槽から下水道へ切り替えることのメリット・デメリット
浄化槽から下水道へ切り替えた場合のメリット・デメリットを工事業者さんに聞きました。
メリットは次のようなものです
- 浄化槽の掃除や法定点検の手間や費用が不要になること
- 塩素や中身の臭いが気にならなくなること
- 浄化槽がなくなることで、庭づくりの自由度が広がる
我が家の場合、塩素の臭いがキッチンに漏れており、錆が出る問題が発生しています。この問題が解消するのもメリットです。
キッチンの問題は別記事の「浄化槽の土地にしたら、キッチンがサビびた」で解説しています。
デメリットは次のようなものです
- 切り替え工事に安くない費用が必要になる
- 年間の維持費が浄化槽より高い(我が家のある場所の場合)
- 工事のあいだ、水道やトイレなどは使えなくなる。
(配管を浄化槽につなげるまで、1日程度) - 浄化槽が駐車場にある場合、駐車場も使えなくなる。
(コンクリートが固まるまで、1週間程度)
切り替え工事に補助金や無利子の貸付を行っている市区町村もあります。
一度確認してみましょう!
デメリットのが多いですね。
でも、我が家は駐車場に不満がありコンクリートにする工事の予定があります。同時に浄化槽から下水道へ切り替える工事も行うことにしました。
駐車場の不満については別記事の「第1位:安いから駐車場を砕石にした」で解説しています。
・注文住宅を建てて6年、土地、家、庭での後悔ランキング、トップ3
浄化槽から下水道への切り替え工事の内容とメリット・デメリット
浄化槽から下水道へ切り替えする工事の方法を工事業者さんに聞きました。
方法は大きく分けて次の3種類。
- 浄化槽を取り除き、配管を下水道とつなげる
- 浄化槽の中を土で埋めて、配管を下水道とつなげる
- 浄化槽はそのままで、浄化槽を避けて配管を下水道とつなげる
それぞれの工事工法の簡単な説明とメリット・デメリットを紹介します。
浄化槽を取り除き、配管を下水道とつなげる
埋まっている浄化槽を完全に取り去る方法です。配管は浄化槽のあった場所を通します。
メリットは浄化槽を取り除くので臭いの心配がないこと。
デメリットは大掛りな工事が必要であり、高額になる方法だということ。
浄化槽の中を土で埋めて、配管を下水道とつなげる
浄化槽の上部を取り除き、中を洗浄した後に土で埋める方法です。配管は浄化槽のある場所を通します。
メリットは完全に取り除くよりも費用を抑えるられること。
デメリットは浄化槽が残っていることで臭いが気になる人がいるということ。
浄化槽をそのままにして、浄化槽を避けて配管を下水道とつなげる
浄化槽はそのままにして、浄化槽を避けて配管を通す方法です。浄化槽は中身を取り除いた後に洗浄した状態です。
メリットは費用を一番低く抑えられること。
デメリットは浄化槽がそのまま残っているので臭いが気になること。中の水がなくなると圧力に耐えられなくなり潰れることがあること。
4カ所の見積もりを比較してみたら
4社に見積した結果の金額を表で紹介します。
どれも「浄化槽の中を土で埋めて、配管を下水道とつなげる」方法での見積です。
外構業者 | 工事費 | 材料費 | 諸経費 | 消費税 | 合計 |
A社 | 94,500円 | 400,00円 | 35,000円 | 16,950円 | 186,450円 |
I社 | 225,500円 | 71,800円 | 84,000円 | 38,130円 | 419,430円 |
K社 | 186,600円 | 54,800円 | 66,000円 | 30,740円 | 338,140円 |
O社 | 284,340円 | 81,150円 | 75,400円 | 44,089円 | 484,979円 |
※この金額は2023年の6月前後に見積した結果です。物価変動により金額は大きく変わります。
※見積書の表記は細かいので、こちらで工事費、材料費、諸経費に分類して合計した金額です。
※どの業者もこの金額に追加で浄化槽内の汲取り費用が必要
この中から私はK社を選びました。
最安値と最高値の差はなんと30万円!
4カ所の外構業者に相見積もりをとった結果、なんと金額差は倍以上の30万円!
私は外構工事の素人のため、この金額差が原因については分析できません。そのため、各業者さんと話した印象(主観)と、会話から出てきた情報の記載のみをします。
最安値のA社と他の3社について、営業の方と話をして印象(主観)がかなり違いました。
他の3社は現地確認の際にこちらの質問にしっかり答えてくれ、見積内容の説明もしてくれました。
しかし、A社は適当でした。最低限の会話しかなく、見積もりもポストに入れて終わりでした。
私個人の印象ですが、A社は手抜き工事をしそうです。そのためA社には頼みませんでした。
K社さんと話した際に「この辺の業者にコンクリートなどの材料を下ろしているのは弊社。そのためうちより安い金額の業者は危険」との情報をもらいました。
確かに見積もりを比較するとK社はA社を除く他の2社よりも全体的に金額が安いです。
K社さんからは補助金のことを教えてもらえ、申請書も貰えました。
そのため、実際の出費は見積よりも安くなりました。
ちなみに物価高騰前は、今回の見積金額の7割の金額だったそうです💦
まとめ:外構工事の相見積もりは必ずした方がいい!
というわけで、浄化槽から下水道への切り替え工事の費用や外構工事の相見積もりでどれだけ金額に差が出るかを紹介しました。
結論、相見積もりは必ず実施すること!
私の感じた相見積もりを行うことのメリットは次の通り
- 極端に金額の安く/高く、怪しそうな外構業者が分かる。
- 工事の方法や内容、メリット・デメリットについて、専門業者の話を聞ける。
このブログを読んだ皆さん、お庭の外構工事を検討するさいは相見積もりを実施しましょう!
皆さんは何かの工事を依頼するときに相見積もりはしましたか?ぜひコメントで教えてください。
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